赤ちゃんのおむつかぶれ
赤ちゃんの排せつ回数は多く、うんちも緩いため、お尻がかぶれてしまうことがあります。何よりの予防はおしりを清潔に保つことです。おむつかぶれと似たような症状の別の病気もあるので、気になるときは早めに受診して適切な処置をしてあげることが重要です。
おむつかぶれとは
おしっこやうんちの汚れによって、おむつが当たる部分に赤いボツボツができる皮膚の炎症です。おむつを長時間あてたままにしていたり、うんちの回数が多い時、下痢をしたりすると、おむつかぶれになりやすくなります。症状が進むと、赤くただれたり、出血したりすることもあり、赤ちゃんは痛みのために不機嫌になることもあります。
おむつかぶれのチェックポイントとして、以下のものが挙げられます。
- おしりを拭くときに痛がって泣く
- おしりにお湯をかけるとひどく泣く
- おしりに手をやってかゆがる
おむつかぶれのケア
赤ちゃんは肌が敏感です。赤ちゃんのおむつかぶれはホームケアで未然に防ぎましょう。
おむつをこまめに交換しましょう
おむつが汚れたらすぐに交換することが基本です。おしっこやうんちの汚れは刺激となっておむつかぶれに繋がります。
紙おむつの場合、おしっこの吸収が良いので赤ちゃんが泣かずにいることもあります。泣かないからと長時間同じおむつをはかせておくのはやめましょう。
おしりは優しく洗いましょう
おしりを清潔に保つためにぬるま湯でやさしく洗いましょう。赤ちゃんの肌は弱いので石鹸を使うのは1日1回にし、おしり拭きでゴシゴシ強く拭かないようにしましょう。
女の子の場合、後ろからふくと腸内細菌が外陰部から侵入して炎症を起こす心配があるので、前から後ろに向けて拭くようにします。
おしりを乾かしましょう
おしりが濡れた状態でオムツをすると蒸れておむつかぶれの原因になります。おしりを洗った後は清潔なタオルで水分を拭き取ってあげましょう。
おしりの皮膚を保護しましょう
清潔にしたおしりにワセリンを薄く塗ることで汚れから皮膚を守っておむつかぶれしにくくなります。
おむつかぶれが悪化する時は病院を受診しましょう
予防していてもかぶれが続くときや、赤みがひどい時は小児科や皮膚科を受診します。
おむつかぶれに似た病気
おむつかぶれに症状が似ているものに、カンジダ皮膚炎があります。カンジダ皮膚炎とおむつかぶれの症状は見分けがつきにくいため、自己判断せず、医師の診察を受け、適切な処方をしてもらうことが大切です。カンジダ皮膚炎で赤くなっている所におむつかぶれの薬を代用しても良くならず、かえって症状を悪化させてしまうことがあるので注意が必要です。
関連するSNSのコメント